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「…あれ?……そういえば………岡本さんは…?」
永澤がキョロキョロしながら言う…





ギィィイイ…!!



そして入ってきた扉の方へ振り返ると…




黒い拳銃をこちらに向けている岡本が立っていた……



「……そう……







……拳銃がなかった…!」



「……正解!!」
口元がニヤケる…


「…危ない!!」

「……キャッ!!」




…パァァァァアアアン!!








バタンッ!!



南沢が永澤を手で飛ばすと2人はデスクの陰に倒れた。
「………ってぇー!!」
「…南沢くん!!」

右足の太ももに激痛が走った…

血が足を伝っていく…



「……クックックッ…!」

「……………ぐぁああ!」

筋肉を弾で打ち抜かれたために力が入らない…


骨折でもしたような痛さだった…




ギシギシ……ギシギシ……



岡本がこちらに一歩ずつゆっくりと近づいてくる……


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