赤い糸

朝から雨が降り一向に止まないような憂鬱な日。


俺は大学の大教室で、授業が終わり大学からの友人奥野健太郎と一緒に片付けをしていた。
健太郎は今どきの若者といった感じで、くっきり二重の中性的な顔と雰囲気を持つ男だ。

俺は普通のどこにでもいるような男。
黒髪に黒縁メガネが特徴


この後は研究室にでも行こうかと思っていた矢先
「祐輔、今日バイトある?」
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