裏表な彼氏×天然な彼女
出し物も無事に終了!!となり部屋に戻ろうとするとなぜか女子に呼び止められた。


「ちょっと…いい?」


その子の方へ向くと可愛らしい女の子がいた。


「ん。 いいよ」


何を言われるのか分からないあたしはドキドキしていた。


すると唖稀が近づいてきて『頑張れ』とだけ言ってどこかに行ってしまった。


何を頑張ればいいのだろう…?



「あたし、和乃さんに惚れました!!」


…はい?


呼び止められた理由…どうやら告白みたいです。


女なのに女子に告白されるってどうなの!?


女として終わってるってこと!?


あぅ…ショック…。


「忘れてるかもしれないけど…あたし、女だよ?」


苦笑い気味に答える。



「はい、なので付き合ってほしいとは言いません。 でも…憧れるのはいいですか?」


と今にも涙が零れ落ちそうな瞳を向けながらそう言ってきた。


まぁ…別に憧れるくらいならあたしにも害はないだろうしいっか。


「うん、いいよ」


その言葉を聞いた彼女はお辞儀をしてから走って去って行った。


まさかの女子からの告白…。





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