あなたの大切なもの
第六章

プレゼント

コインも全部使い終わって、UFOキャッチャーの所をウロウロしてたとき…。
あたしの目に、1つのキーホルダーが目にとまった。
めっちゃかわいい猫のキーホルダー。
あたしは猫が好き。
2匹飼うほど好き。

「めっちゃかわいい~」

食いつくように、UFOキャッチャーのガラスにへばりつくあたし。

「何が~?」

アイス食べながら座っとった刹那が、身を乗り出してこっちに来た。

「これ! この猫のキーホルダー! めっちゃかわいい~」

「なんなん? 猫好きなん?」

「うん! めっちゃかわええやん♪」

めっちゃ好きやねん♪
かわいすぎ♪

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