あなたの大切なもの
第二章

違和感

次の日―――


あたしは、いつもと同じように学校へ着いた。
ごく平凡な1日。

教室を開けると、1番に机の前に座っている綾女の姿が見えた。
あたしは綾女にかけより、話しかける。


「綾女! おはよー! 今日早いなぁ!」

「………おはよ」


綾女からの返事はいつもと違う。
辛そうな声やった。

風邪かなぁ…?


「綾女どしたん? 風邪?」

「何もない……」


絶対なんかある。
余計心配やっつーの。

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