HEARTY DAYS
女性は胸のポケットから透明なパネルを出すと、専用のペンでメモを取っていく。


「それでは、設定をさせていただきます。
ロボットの年齢は利用者に合わせますか?」


両親が同時に私を見る。

私に「答えろ」と言いたいらしい。


「あの……同じくらいにして下さい。それからできれば……女性型にしてほしいんです」

「申し訳ございません、残り一体だった女性型は昨日、メンテナンスで不良と判断されたため、必然的に男性型になります」

「じゃあ、いいです、できれば、だから……」



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