世界で1番愛してる


「それはあんたが高校卒業したらでしょ?まだ一年あるんだから一年シズが遊んでるわけにもいかないでしょうが。」

「あぁ……だな。」


何も考えていなかったのか、忘れていたのかはわからないけど…

気の抜けた声を出す涼太にため息を吐いてるママ。

私は苦笑いのままで涼太の肩にかかったままのタオルで髪を拭いた。



「シズ、こんなお調子者…嫌なら突っぱねなきゃ駄目だからね?」

「母さん…味方か敵かどっちかにしろよな。」

「どっちでもない。母さんはシズの味方だからね。


ほら、ご飯食べて寝なさい。あんた明日もバイトあるんでしょ?シズだって学校なんだから。」


本当の家族みたいにアットホームな空間が大好き。

当たり前みたいに私も此処にいて、一緒にご飯を食べる。

ご飯を食べた後はお風呂に入って、涼太と同じ布団で眠る。



それが今の私の当たり前な空間でもある。





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