あたいの運命
その当時、処方されていた薬について調べてみた。
①ドグマチール
(作用1)胃の粘膜の血流を良くして、胃潰瘍の治りを助けます。
また、胃腸の動きを活発にして、吐き気やもたれの症状を良くします。
胃腸症状に対しては、比較的少量を用います。

(作用2)気分が晴れずに落ち込んだり、悲観的なったり、眠れない・・・
そんなこじれた心の症状「うつ」を治します。脳の活動を良くして、
気持ちが前向きになるのを助けます。脳内の神経伝達物質ノルアドレナリンの
放出促進する作用があると言われます。
この場合、やや多めの量を用います。

(作用3)心の病気の一つ「統合失調症」は、脳の情報伝達系に不調を
生じる病気です。現実を正しく認識できなくなったり、思考や感情のコントロールが
上手に出来なくなります。幻聴や幻覚、妄想を生じることもあります。

・このおくすりを多めに用いると、そのような脳内の混合を改善する作用がでてきます。
 主に、ドーパミンという神経伝達物質を抑える作用によります。特に陽性症状(妄想、幻覚、混乱、興奮)によい効果が期待できます。

・統合失調症は珍しくない、100人に1人くらいかかる一般的な病気です。特別視することはありません。この薬を初め、良い薬がいろいろとあります。物質療法を中心にきちんと治療を続ければ、普通の社会生活が送れます。


(注意書き)この薬はうつ病患者には、大変ありがたい薬ですが・・・
体重が大幅に増量します。あたいの場合は28キロ増えました。
もしも、貴方が通院する予定で、ドグマチールを処方されたら
拒絶するのが懸命だと思います。

薬は体質によって、合う合わないがハッキリしているので
とりあえず4日分ほど様々な薬を出してもらうと良いでしょう。
手帳に薬の飲み合わせ一覧表を作り、
嘔吐、発熱、眩暈などがおきたら、すぐにその飲み合わせは
中止して下さい。
貴方の体質に合っていません。

男女の関係に「ベターハーフ」最良の伴侶という言葉がありますが
薬も同じです。貴方にとってのベター伴侶を探してください。
これは絶対に妥協しないでください。
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