ごくふたり
みんなからの呼び名は青木君でいいけど、彼女には名前で読んでくれと頼んだ。
「えっ。耕太さんって呼べばいいですか?」
「そのほうが何かしっくりくる」
「アハハ。じゃあ私のことも名前で読んで下さい」
「め、めぐみ?」
「いきなり呼び捨てはイラッとします!」
「ごめん、ごめん。恩ちゃん」


「青木君」
「大澤さん」
2つの苗字を呼ぶ声が響く館内を嘲笑うかのように
「耕太さん」
「恩ちゃん」
と呼び合えるようになったことが、俺は嬉しかった。


恩と仲良くなること。
これが俺の仙台での本当の初任務だと、勝手に解釈した。

ダラダラとするのはもう終わりだ!
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