ひとりぼっちの花嫁

「大丈夫、きっと頑張れるさ。
また会えたらメシ食おう。」

優しく微笑みながら私の頭を撫でる本郷さん



本人は無意識にやってるんだろうけど されてるこっちにさっきから心臓がバクバクうるさいんだから!!!





「はいっ!!本当にありがとうございました。

今度は私が御馳走しますね。」



駅に向かおうと体を反転させた時だった。


背中から温かいぬくもりに包まれた。







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