黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ

私の秘密










だぁーっ!もうっ!!



何も思いつかず、考えすぎて頭が痛くなった。




どうすりゃいいの?


第一、この学校でやっていけるのかな?





クラスのみんなはいい人そうだけど……。








「つっくん、どうかした?」



「あっ………、いや、なんでもねぇ。

それって、必ずやんなきゃなんねぇのか?」







みんなのこと忘れてた……。


咲希斗が声かけてくれなかったら、

ずっと自分の世界に入ってたかも。








「あぁ〜…、うん。
残念だけど、ね。
絶対なんだ」



「そうだよな…。
それって、いつ?」



「今日は時間ないし、明日にでもなるんじゃないかな」







明日、か。

じゃあ、それまで時間があるんだよね?



それまで考えとかなきゃ!







「ん、わかった。
色々サンキュな!

もう帰るわ。
じゃあな」



「もう帰っちゃうの?
もっとお話ししたかったのに〜!」



「明日もたっぷり出来るだろ?」



「あ、そっか!
じゃ、また明日ねっ!」







みんなに別れを告げ、教室から出たとき…――――――








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