バトルロワイヤル
「うわぁぁあぁ!!!」
「何度やったって同じなんだよ!!」
(ボカッ…)高橋は真弓を殴った。
(へっ!!……なにっ…!?)一瞬優越に浸った高橋の顔が動揺に変わった。
「ぐぅ…うぅ…う…」
「…がっ、痛てぇ!」真弓は高橋の太ももにしがみつくように噛み付いていた。
「放せ!くそ女がぁ!!」
(ボカッドカッ…)
「ぐぅ…うぅ…う……!」真弓は高橋にボコボコに殴られても口を放さなかった。
「ぎゃ…あぁぁあ!!!」高橋は喉奥から叫んだ。
(ブチンっ…)少しだが高橋の太ももが食い千切られた。
「ぐわぁあぁあ!!」
「きゃあぁあぁ!!」高橋と真弓は倒れこんだ。
「くそ野郎がぁあぁ!!」(ドンッドン…)高橋は太ももを押さえながら立ち上がり、銃を拾って真弓に放った。
(パツンパン…)防弾ジョッキが弾をはじいた。
「この野郎ぉお!!こっちは銃がなくても十分お前を殺れんだよ!!」
(ガサゴソ)高橋はカバンをあけた。
「ライトニングクロー!!」突然高橋はカバンからキラリと光る何かを装着した。
(……なんやあれ…?)
高橋が取り出したものはかなり巨大な爪だ。
どうやら手の甲に装着するかなりヤバいやつだった。
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