バトルロワイヤル
(ブロロロロロ…)
児玉が乗るトラックは勢い良く道路を走っている。
「…はぁ…はぁ…」児玉は息荒らしく腹部を押さえている。
(…今は一体どこ走ってんだ…?)
(…ブスッ)
児玉は槍のようなもので覗き穴を作った。
(…プロロ…)
「…あれっ?止まった?」トラックは急に止まりだした。
児玉は覗き穴を覗いてみた。
「…赤信号か…、…ん?」児玉は穴から何かを見つけた。それは町中に歩いている1人の軍人だ。
(…ピンポーン)
その軍人はある家のチャイムを鳴らした。
「…なんで町中に軍隊が…?」
(ガチャ…)
見ていた家の中から女の人が出てきた。
(…ダッ)
軍人は女を押し退け強引に中に入っていった。
「…あっこの家族なんかな?」
(…バババババババッ…)
(……えっ!!?)
軍人が中に入ってまもなく忙しく銃声が鳴った。
(ガチャ)
中から出てきた軍人はスウェットを来た児玉と同じくらいの男を背負っていた。
「…やめてください!!」女の人が必死に軍人に叫んだ声が児玉にははっきり聞こえた。
「そうか…、あいつらバトルロワイヤルに参加してへん子の家に行って無理矢理命を…」児玉は軍人がやったことをすぐ把握した。
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