年上王子のお嫁さん☆
「……ほら。」
俺が手を出すと、パアッと明るい笑顔になる。
お酒の所為か、いつもと違う華。
可愛いけど、ちょっと困る。
「……ねぇ、啓くん。
怒ってる?」
「…なんで?」
「だって、眉間にシワ寄ってるもん。
なんかあったの?」
ケロッとして
首を傾げる。
なんかあったの? ……って
「お前の所為だろ……」
つい出てしまうため息。
「え?何??」
「黙って歩け。
お子ちゃまのクセに、酒なんて飲むからだ。」
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