年上王子のお嫁さん☆
それから、他愛ない話で盛り上がり、30分ほどで電話を終えた。
もっと、近かったらいいのに。
もっと近かったら、いつでも見守ってやれるのに。
そう思う日々に
疲れてくる。
お隣だったときは、毎日でも会えたのに。
ずっと、近くで華を感じることが出来たのに。
…今
華が傷つけられるかもしれないのに
そばにいてやれない自分が情けない。
「……っ」
こうなったら…
閉じたばかりの携帯を開き
電話をかけた。
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