年上王子のお嫁さん☆


でも……



「なんで?」



いきなり、電話してくるなんて…


いつもとは違ったことをされると、何かあったのか と

心配してしまう。





『ん〜…ちょっとね。

ぁ、華。外見てみな?』


「え?」




外…?


言われた通り、窓にかかっていたカーテンを開けて

空を見た。




「うわぁ、青いっ!!

雲ないね。」


『あぁ。

……ぁ、南原さんがジョンの散歩してる。デカくなったな。』




電話の向こうから、啓飛の笑い声が聞こえる。


南原さん とは、近所に住んでいるおばさん。




.
< 221 / 425 >

この作品をシェア

pagetop