年上王子のお嫁さん☆


タンタンタン…タンタン…



徐々に大きくなる、階段を上がってくる音。




「…っ……」




すぐそこまで、啓飛がいるのかと思うと……


ドキドキして

呼吸すらままならなくなる。



ってか、あたし

こんな格好だし!!!



姿見に映るあたしは、パジャマを着たままで

寝癖もところどころある


なんとも、彼氏には見せがたい姿だった。




どうしよう と思ったところで





ガチャッ



ドアが開いた。





「……ひっ…」


「…?

なんで布団にくるまってんの。」





.
< 224 / 425 >

この作品をシェア

pagetop