年上王子のお嫁さん☆


一人でいると、不安になってしまうんだ。


華のことは信じているけど

いざというときに、守ってやれないのが悔しい。


励ましてやれないのが悲しい。




……それでも、華が俺を好きでいてくれるなら


なんでも出来てしまうだろう。





「……よし。」




まだ6時くらいだから、華は帰って来ていないだろう。



車を止め、自分の家に向かう。




……懐かしい匂い。



ちょっと離れていただけで
“懐かしい”と思うなんて


オヤジ臭いよな(笑)





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