年上王子のお嫁さん☆
6、コワサレル心


『もしもし…啓飛。
直哉から電話きた?』


「うん…」




あの不愉快なメールが途絶えない毎日。

そんなとき、啓飛から電話がきた。




数分前



『もしもし、華ちゃん?直哉だよ〜♪

変なメールが来てるんでしょ?
啓飛が仕事で忙しいときは、俺らが守ってあげるからね!!』




そんな内容。


俺ら の“ら”が、直哉さんと涼さんだということはすぐにわかった。



なんで、メールのことを知っているんだろう。




『啓飛から頼まれたからさ〜。
だから、安心してね?』





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