年上王子のお嫁さん☆
その日は、説明と実習みたいなやつで
明日もそんな感じらしいと同僚に聞いた。
いつもよりは早く終わるだろうが
華との約束は守れない……
そう考えると、胸が痛くなった。
記念日なんて、祝わなくても大丈夫だけど
華が喜ぶなら……って
そう思ってた。
重い気分でアパートに帰る。
「…はぁ……」
電話しよう。
ちゃんと。
携帯電話を握り、電話帳から華の名前を探す。
プルルルル…プルルルル……
「……」
出ない…
なんでだ……
まだ、8時過ぎだから
出かけてはないだろう。
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