年上王子のお嫁さん☆


その日は、説明と実習みたいなやつで

明日もそんな感じらしいと同僚に聞いた。



いつもよりは早く終わるだろうが

華との約束は守れない……




そう考えると、胸が痛くなった。




記念日なんて、祝わなくても大丈夫だけど


華が喜ぶなら……って

そう思ってた。




重い気分でアパートに帰る。




「…はぁ……」



電話しよう。


ちゃんと。




携帯電話を握り、電話帳から華の名前を探す。






プルルルル…プルルルル……




「……」



出ない…


なんでだ……




まだ、8時過ぎだから

出かけてはないだろう。




.
< 38 / 425 >

この作品をシェア

pagetop