年上王子のお嫁さん☆
えっ……
バッと上を見ると、啓飛は優しい視線であたしを見ていた。
「今までだって、ガキだなんて思ったことない。
華の全てに、ドキドキしっぱなしだった。」
「え……」
頭から移動してきた手のひらが、頬を滑る。
い、今なんて!!!?
「それ……本当!!?」
「本当だと思う?」
…な………
あたしが言った瞬間、バカにしたように笑う啓飛。
まさか……
はめられた…??
「……」
固まっていると、鼻を摘まれた。
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