なんかテキトーな奴らの物語
適度なテキトー


俺、山本鉄。
大学進学希望のピッチピッチの18歳。
皆、覚えておいてくれよな?

「ってバカ野郎!こんなふざけた自己紹介があるかっての!」

「どうした?急に……自己紹介ってなんだ?また例の妄言か?だからお前はバカなんだ、大体このまえも……」

こう長々と、放っておいたらいつまでもしゃべり続けていそうな(いや、実際いつまでも続くんだが)奴の名は足立太蔵、何でも叔父さんの名前だとか

「それでだな、魚という食物にはDHAという……」

「話かわってるしバカじゃねーの」

「だからバカは貴様だと」
ダッ

「立つなぁ!今授業中だぞバカ野郎!!」

「しゃべるなぁ!!」

そう言ったのは国語教師の山辺、近年ハゲが際立ってきた

「うるっせぇハゲぇぇ!」

「違うね、まだハゲじゃ無いもんねギリギリセーフだからね、だってまだ髪の毛あるから!」

「………あるといっても1本だろ……波平かよ」

「ッ…………!!?」

ナイス、足立

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