純粋
家の鍵をしめてひろ君の車に乗り込む。


久々だなー!


嬉しい!ドキドキがおさまらないよ。


前と同じに後ろに乗り込もうとしたが…


「えっ?前でいいのに」


「でも…」


「服装違うし大丈夫だよ」


「はーい」


素直に助手席に乗った。


シートベルトをつけて車は走りだした。


どこに行くのかな?


やっぱりひろ君の家?


「どこ行くの?」


「内緒~朝ご飯食べた?」


「うん!食べたよ」


車の中はとても暖かくて他人からみても恋人同士しかみえない。


うわ…いつも眠くなるんだよな…


寝たらひろ君に悪いしさ!

あ~


「どうしたの?」


「大丈夫だよ」


「冬休み中は仕事ないの?」


「あるよ、書類の整理と学校の大掃除かな?あとは休みだと思うよ」


「へぇーそうなんだ」


「また勉強教えようか?」


「あ、いいよ…」


「なんだーさみしの」


えっ??


今なんて言ったの?


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