cry fou you
りお「りな、日本刀貸して?」

りな「なんで?」

りお「火炎瓶だと、余計に悲しくなるから、」

ゆき「銃は?」

りお「私、銃で撃ったことないし、球がなくなったら大変だからね?」

ゆき「そか・・・。」

りな「ぅ、ホン・・トに、ころ・・す・・・っの?」

りお「うん。」

りなは、しゃがみこんで、泣き出した、

狙った古川は、りなに向かって爆弾を投げた。

私は、それを日本刀で、切る。

ゆき「うま・・・。」

古川は、あせった表情を見せていた。

でも、古川は絶えず、爆弾を投げ続ける。

私は、それを全部切る。


それを繰り返していたら・・・。

古川が、やっと隙を、見せた。

その瞬間、私は、私は、私は、古川を・・・・切っ・・た。

人間の肌を切るのは、気持ち悪かった。

それに、血のにおいも、ふわりとした。

人間を、切るつらさを、初めて知った。


カラン・・・・

ゆき「りお!」

リりお「ゆき・・・。りなは?」

私は、気を失いかけながらも、聞く。

ゆき「まだ、泣いてる。」

りお「そっか・・・。なぐさめて・・あげて?」

パタ・・・。

ゆき「りお?りお!」

親友の声が、だんだんと遠ざかっていった。

あぁ、私はひとを、殺してしまった・・・。

なんとも言えない罪悪感が、私を、襲った・・・。
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