監禁して愛して
1つめの"店長が男"というのは
『店長はお姉だから!
今流行りのお姉だから!
心は女だよ?!
だから大丈夫!』
何が大丈夫かはよく分からないけどこれで辞めずにすんだ。

2つめの"お客さんの中に男がいる"これは
『あんたも最初は客だっただろぅっ!!』
と意味の分からない理由で辞めずにすんだ。

3つめの"男の子のわんちゃん"‥‥‥
これに対してわたしは、ニコッと笑い無言で彼の家から帰った。

『はぁー‥‥‥』

わたしは堪えられず溜息をつく。

『どうした?』

真紀が苦笑いをしながらわたしに聞いた。

『メール開きたくないの。』

『あたしが見てやろうか?』

『ほんとっ?!』

まさかの真紀の提案に、わたしは目を輝かせて下げていた頭を上げた。

『うん。
携帯貸しなよ。
彼氏以外のメールは見ないからさ。』

そう言われたわたしは、悩むことなく携帯を真紀に渡した。

何度も真紀にメールを読んでもらっている。
それでか真紀は何も迷う事なく携帯をカチカチと操作している。
< 3 / 8 >

この作品をシェア

pagetop