彼と私の壮絶バトル~vs
彼と私の唇が一つになった。


これってキスっっ!!!???






「んっっ・・・ちょっと・・」

そんな言葉をも無視して続けてくる。


彼の体温が・・・唇を通して伝わって・・・・
だんだん自分自信が・・・熱くなる。
周りが見えない・・・頭が・・回らない・・・。

っっ!!力で何度も抜け出そうとするけど・・・力さえも入らない。
そんな無力な私を・・・・堪能して、あいつは唇を離した。





手首はまだつかんだまま。
またじっと見つめてくる・・・
その視線に・・・なぜかドキドキしてしまう、




そしてあいつは口を開いた。

「もし何か他人にしゃべったりしたら・・・・・・」
「・・は?」





そして耳元で呟いてきた。
と息のかかる距離で。


「お前の事・・・殺してやるよ。」

「は・・・い・・・?」

こいつがここに呼び出した目的はこれだったのだ。
自分の裏の顔を・・・他人にばらさないための・・・


そう、それは殺人予告でした・・・・
しかも

「別の意味で・・・な?」




・・・・・


う、う、
「うにゃああああああああああああああああああああ!!!!!!」


私の叫んだこの雄たけびは町に響き渡りました・・・・



【乃野原水木・・・・これから先が危ういです。】
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