デュラハン
 光一や美由紀達は必死で見分ける方法を考えていたが、結局答はでずテュラハン達を見付けても暫くは様子を見るだけで闘わないと言う方向で話しは決まった。

 暫く様子を見る事により、何かの特徴、違いを見つけようと言う訳だ。

 話し合いも終わり、前回の様に交代制で休みだし暫く経った頃、見張りをしていた美由紀達が慌てて声を掛けて来た。

 「皆起きて」
 「起きろ……奴が来るぞ」

 美由紀や仁の声に光一達が跳び起きて見てみると、そこにはアルテミスの姿が有った。

 遠くの方から徐々に近付いて来ている様だが、アルテミスはこちらの存在に気付いているのだろうか……。

 「どうする、逃げるか」
 「…………」
< 161 / 271 >

この作品をシェア

pagetop