あたし+彼氏=カレカノ!?
アイツの存在
もうすぐ夏になりそうな季節……
今あたしは屋上に居る。



「美衣〜探したよ。
今日もかわいいね〜」



いつものようにやってきた城田真裕。
コイツは学校1モテる。そんなヤツが何であたしのとこに来るのかが分かんない…



「あのさぁ〜何でいつもあたしのとこにくんの」


「それは美衣が好きだからに決まってるじゃん」


はぁ??



「意味分かんない。だいたいあんたモテるんでしょ。だったらもっとかわいいコいるでしょ」




「ヤキモチ??もしかして……なんちゃって」



「んなわけないでしょ…自惚れないでよ、バッカ真裕」



「バカとは何だよ!」



だってバカじゃん。



「てか、あんまり誰にでもかわいいとか言ってると、誤解されるよ。」



って何コイツの事心配してんのあたし。



「そんなに言わないよ」



そんなに???だったら
言う人には言うんだ……



美衣にしか言わないよって言って欲しかった。



やっぱり、あたしは遊びなんだ……
あたしはこんなに好きなのに……



「そう……別に。どうでもいいけど」



ほんとはどうでもいいなんて思ってない。
真裕と一緒に居る、この時間が好き。


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