ラジカルギャングズGODFATHER
しばらく行った所にある街灯の下で、女性と男性が電柱のポスターを眺めていた。

意図して歩みを遅め、会話を聞きながら通っていく。


「見て」

「何だ? ただの迷子じゃないか」

「違うのよ、この下の番号!」

「……これは──!」

「そうよ、燈路の携帯電話よ!!」


彼らも驚いていたが、綺斗もまた、驚きのあまり背筋を伸ばして振り返ってしまった。

この目ではっきりと燈路の親らしき2人を見て、彼らと目が合うと、踵を返して駆け出した。















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