先輩とあたし

「これ着るの?」



目の前には推薦で決まった衣装。




いや、、なんかすっごくスカート短い…




「見て優奈!可愛い?」



もうすでに衣装を着終えた美雨は私にそういった。




「うん。可愛い」



「もー全然気持ちこもってなーい!」



ぶーっとすねながらいうプーさんの着ぐるみ(プリクラを撮るときによくきるやつ)をきた美雨。



本当に凄くよく似合ってるんだけど



今はそれどころじゃないっていうか




私の衣装が先っていうか




「優奈ー!早く着なよ」



そう言ってせかす美雨。



むー。美雨はいいよ。だってプーさんだし。足でないじゃん。




でも私は、魔女っこだよ!?バッチリ足でちゃってるし。魔女っこの癖に今時のミニスカートだし。




スカートよりマントがながいってなしでしょ?



っていうか普通、スカートとマントの長さ逆じゃない?




「早くしなって。あ〜、なんなら着替え手伝ってあげようか?」




「もう、分かったから美雨はあっちいってて!」




私は、そう言うとおもいっきりドアをしめた。





< 96 / 97 >

この作品をシェア

pagetop