続・恋する心は“あなた”限定

「ずっと…私の傍に居てくれたの…?」


瞳を揺らしながら聞く由優に頷いた。


「当たり前だろ?由優の傍に居たかったから…。ごめんな、何も出来なかったけどさ…。」


「そ、そんなことないよ…。目が覚めた時に視界に理緒が真っ先に映って…すごく嬉しかったの…。理緒が傍に居てくれたから、治ってきたんだと思う…。ありがとう…。」


微笑みを浮かべてくれる由優を見ると、俺も嬉しくて…


頬に手を触れたまま、気付けば彼女の唇にキスをしていた。



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