続・恋する心は“あなた”限定

由優の振り返そうとしていた手をギリギリで阻止した俺は、そのまま席まで一緒に行った。


もういいや…。
カバンを自分の席に置いて来ようと思ったけど…やめた。


由優の傍にいよう…。


なるべく瞬太とは会話させたくねぇからな…。


由優の前の席の生徒がまだ来ていないようだし、ここに座らせてもらおう…。


カバンは…
ふと目が合った瞬太の机に遠慮なく置かせてもらった。



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