年上彼氏との恋愛事情



…こ、この沈黙はもしかして…









『俺時間に遅れる奴嫌いなんだ。だから別れよう。』







……っていうパターン…?





そんな別れ方するくらいなら…




ちゃんと起きとけば良かったなぁ…




そう考えたら涙が出てきた。



先輩の顔見れなくて思わず俯いた。







「…ばか萌花。」




ギュッ……



……え?




ほのかな香りとともに




先輩が優しく




あたしを抱きしめた。



「グスッ…先輩…?」


「どーせ今、別れるかもって
思ってたんだろ?」




え…





「何で…?」



わかったの?




「萌花わかりやすい(笑)」



先輩………。







< 66 / 77 >

この作品をシェア

pagetop