年上彼氏との恋愛事情
…こ、この沈黙はもしかして…
『俺時間に遅れる奴嫌いなんだ。だから別れよう。』
……っていうパターン…?
そんな別れ方するくらいなら…
ちゃんと起きとけば良かったなぁ…
そう考えたら涙が出てきた。
先輩の顔見れなくて思わず俯いた。
「…ばか萌花。」
ギュッ……
……え?
ほのかな香りとともに
先輩が優しく
あたしを抱きしめた。
「グスッ…先輩…?」
「どーせ今、別れるかもって
思ってたんだろ?」
え…
「何で…?」
わかったの?
「萌花わかりやすい(笑)」
先輩………。