ヒマリュウⅠ 〜03.18-SS【幸せいっぱい】追加〜
『……っ』
冬可の外れようとしない視線に限界が来て…。
『で、何?』
…また素っ気無い言い方になってしまう。
そんなあたしにフッと、笑みを零した冬可は「別に?ただ呼んでみただけ」と何とも俺様な言葉を紡いだ。
…は?
ただ呼んだだけ?
…バカみたじゃん、あたし。
一人舞い上がって。
この空間が嫌で。
なぜか今にも零れ落ちそうな涙を見られたくなくて、『帰る』俯いたまま呟いて…。
―キー…バタン
…屋上を後にした。