丘の上より

表せられない“言葉”





俺は、アクマと会ったときからアクマが好きだった。





小さいときは、姉のような存在だった。姉弟のように思えて好きだった。





自分には、相当歳の離れた兄がいた。




兄は俺が物心ついたときからいなかった。


親がいうには、有名な俳優らしい。兄はもう、帰ってこない。

俺には、そうとしか考えようがなかった。







だから




アクマとずっといたかった。




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