丘の上より




「そ、恋人!」






「都丸さんはただ俺の隣にいただけで…」





健史は自分が顔が熱くなっているのがわかった。





「あ、都丸ゆきのだってわかったんだ?」





「あ…」






その顔を待っていたと言わんばかりに安達はにんまりと笑った。






「んで、どうなのよ?」






「どう…って」






健史はまだ赤みを隠せないままのようだ 。




< 64 / 170 >

この作品をシェア

pagetop