カラダから始まる恋ってありますか?

「久しぶりだね、愛美」


「そうだね…」


元気だった?と微笑む笑顔は、本当にあの頃のままで…



なんだか一瞬だけ、懐かしい暖かな空気が流れた。



「1人でなにしてたんだ?」

「別に。ただ歩きたくなっただけ」

「ヤッパ変わってないね、愛美は」


そんな事を話ながら、何気に一緒に歩いてるあたしとジュン。


すれ違う度に、ジュンを瞳をキラキラさせながら見ていく女の子達の視線。


その視線を気にすることなく


爽やかな笑顔で、あたしに話しかけるジュン。



本当に…何も変わってないや。



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