カラダから始まる恋ってありますか?
あの日。愛美に自分の弱さを見せた日の翌日。俺は愛美を抱いた後
「一緒に暮らさないか」と告げた。
突然の俺の言葉に「大切な時期なのにいいの!?」と驚いた表情の愛美を抱きながら
「あぁ。俺は愛美と一緒にいたい。愛美と離れようと思う方が無理な話だったんだ」
素直な気持ちを愛美に伝えた。
愛美は、俺の突然のワガママを涙を浮かべながら
「嬉しい」と抱きつきながら喜んでくれた。
そして愛美と暮らすようになって5日が過ぎた。
「デザイン決まったの?」
ご飯をよそいながら、心配そうな瞳で俺を覗きこむ愛美。
「あぁ、決まったよ」
よそおった、ご飯茶碗を受け取りながら愛美に微笑んだ。