カラダから始まる恋ってありますか?

「もしかしたら…君にとっては、凄く迷惑な事なのかもしれないけど」


彼は、照れくさそうに自分の頭をワシャワシャと掻くと


「俺…君の事が好きになったみたいなんだよな」


少し、頬を赤くしながら言った。


「えっ…!?」


彼が、あたしの事を…好きって!?

思ってなかった彼からの突然の告白に動揺を隠しきれないあたしの心。


「会ったばかりなのに?」



戸惑いながら聞くけど、あたしの心はさっきから、尋常じゃないぐらいバクバクしていて。

このバクバクは、嫌な気持ちではなくて

嬉しい気持ちからきていることは


自分が一番分かっていた。



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