カラダから始まる恋ってありますか?

「ごゆっくり」


優しい微笑みを残して去っていく恵子さん。



「ほら、食べよう。愛美、海老フライ好きでしょう」



無理して笑ってる由実に、気の効いた言葉1つかける事ができなくて


あたしは、自分が情けなくて…



「なに泣いてんのよ?愛美」



「別に、ただホコリが目に入っただけで…」



「なに言ってんのよ?涙なんて流す暇あったら早く食べなさいよ。あたしが全部食べちゃうよ」



「駄目だようぉ。あたしも食べるんだから…」



「なら、サッサと食べなさいよ。あんたが泣いてどうすんのよ?」


そりゃ、そうだけどさ。

由実が泣かないから、代わりにあたしが泣くんだよ。




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