reverse【完】
「…何を…言ってる?」
「ですから…。これっきりではなく、私と付き合って下さい」
この子は…
何を考えてる?
「奥さんしか愛してないの分かってます。それでも…課長のことが好きです。だから、私を抱いた責任…とって下さい」
「昨日のことは…記憶がないとはいえ、悪かったと思っている。だけど…好きだと言われても困るし、これから君とどうこうなろうなんて思わない」
そんな責任の取り方
出来るわけないんだ
「君も知ってる通り、僕には……妻しかいらない」
そう
俺には美咲しか必要じゃないんだ
「……言いますよ?」
「え?」
その瞬間
エミの顔が黒い笑みに変わった
「昨日のこと…奥さんに言いますよ?」
浮かんだ美咲の顔
俺を信じて
愚痴一つ言わず、笑顔で待っていてくれる美咲の顔が
「…………」
昨日の俺を責め立てる
「壊したくないでしょう?課長の家庭」
「…………」
「卑怯だと言われても構いません。私は課長が欲しいんです」
「ですから…。これっきりではなく、私と付き合って下さい」
この子は…
何を考えてる?
「奥さんしか愛してないの分かってます。それでも…課長のことが好きです。だから、私を抱いた責任…とって下さい」
「昨日のことは…記憶がないとはいえ、悪かったと思っている。だけど…好きだと言われても困るし、これから君とどうこうなろうなんて思わない」
そんな責任の取り方
出来るわけないんだ
「君も知ってる通り、僕には……妻しかいらない」
そう
俺には美咲しか必要じゃないんだ
「……言いますよ?」
「え?」
その瞬間
エミの顔が黒い笑みに変わった
「昨日のこと…奥さんに言いますよ?」
浮かんだ美咲の顔
俺を信じて
愚痴一つ言わず、笑顔で待っていてくれる美咲の顔が
「…………」
昨日の俺を責め立てる
「壊したくないでしょう?課長の家庭」
「…………」
「卑怯だと言われても構いません。私は課長が欲しいんです」