イタズラな運命。




そんな自分が嫌になるよ…。



私はバスケをする大翔を見るのは好きだけど、やるのは苦手なんだよね……。






「杏」





優しく呼ばれた私の名前。





「バスケも同じだけど……運動なんて楽しめばいいんだよ」






大翔はとびっきりの笑顔で私の頬を引っ張る。





「わかったか…?」



「う、ん…」






大翔の言葉は不思議…。


魔法みたい私を元気にしてくれる。





< 35 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop