千景くんは幼なじみ
全く女っ気がないって安心してた。

何なの…

あの隣にいる子。







…*。

入学式の日ちーちゃんの教室に行くと、ちーちゃんは女の子に囲まれていた。

『生田中学の真中くんだよね!入試の時に真中くん見たんだぁ~』

『この子ね、同じクラスになりたーい!ってずっと言ってたんだよ』

『ねぇ、これから千景くんって呼んでいい?』







どうも、一人の女の子が

ちーちゃんをお気に入りの様子。








ちーちゃんも、まんざら嫌ではなさそう。

『いーケド…。オレなんか見つけてどーすんの?他にもマトモなヤツいんじゃん』

『ううん!真中くん、私のドストライクだから』

『マジ~?ハハッ』

うわ…。

笑ってるよ。




私がそんな事言ったら、お前アタマおかしいんじゃね?って言う場面!!



なんなの~。

あんな可愛い子が言えば、ちーちゃんは…

あんなユルユルな笑顔で笑うんだっ。





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