千景くんは幼なじみ
嬉しいんだけど。でもそれがムカつく理由!?

「野球部でも結愛のファン結構いたからなぁー。それでもやっぱり、オレが好きなんだなーって思うと優越感」

フフってちーちゃんは笑ってる。

「優越感…てぇ。それなら付き合って、もっと独占してよぉ」

「いつかオレのモンになるし?別に急がなくていーかなぁ、と思ってサ。

中学ん時は部活忙しかったし、今もツレと遊びてぇしー。結愛だらけになるのが正直ウザい気も…」

え。

何でぇ?

「何で何でっ?付き合ったら、きっと楽しいよ?ね、明日から一緒に学校行こうよ」

「そーいうのがウザいんだよなぁ。時間合わせんのダルいし、好きな時間に家出たい」

う…わかったよ。

「じゃあ…いい。帰りは?」

「オレに約束なかったら、いーよ」

やった!

「うん。じゃあ、明日から一緒に帰ろーね」

「おー。んじゃ、仲直りのキス。結愛から…して」






ぐっ…

ここは、頑張らなきゃ。





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