千景くんは幼なじみ
「それね、ここで遊ぶ時に提示すればいーんだよ。多分今から行く迷路でも使うから。リーダーに通したら、迷路利用できるの」

「あ…なるほどね。進んでるな~」

寿太郎くんは、ニコニコしてカードを眺めている。

私は急いで、さっきちーちゃんから受け取ったカードをバッグから出した。

ポケットに入れていた、自分のカードと…

照らし合わせる。








私のは、鍵のマーク。

ちーちゃんのは…。












「うわっ、スゲー!!」

へっ?

突然、寿太郎くんが声をあげる。

「何なに?どーしたの?」





隣を見ると、寿太郎くんはカードの裏を見ていた。

「なぁんか、鍵のマークが書いてある」










…え?





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