千景くんは幼なじみ
「はぁ!?千景くんとは、比べる土俵が違う気ぃすっけど。

第一、私より背ぇ低いのはイケメンに見えねーから。千景くん背も高いよなぁ…」

穂積は、少しウットリした表情を私に見せる。





え。じゃあ…たまに和奏くんに対して女の子っぽく見えてたのは

…私の思い違い!?





「ちっ…千景くん、変態だよ?」

昨日のキス事件を言うべきか…。

「変態?」

「そうそう。エロの塊…」

言い過ぎかな。

でもこのぐらい言っとかなきゃ…。






そしたら穂積は、ポッと頬を赤らめた。

「私…付き合った事ないしさ、千景くん慣れてそーだし。色々リードしてもらえるかな」

なんでそーなるのぉ~っ?

私の忠告、逆効果だしっ!






「リードって!ちか…千景くん、きっと彼女いた事ないよ。中学まで…色気なかったし」

「え~、それはそれで理想だな。初カノが私とか良くね?」

あぁ…

頭が痛くなってきた。

嘘ぉ、穂積ぃ…なんでぇ?




和奏くんが可哀想だよぉ。



ついでに私も…。





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