千景くんは幼なじみ
『他人の方が良かった』

って…

そういうコトなんだ。







異性に見えないだなんて…

サイテーの一言だよね。

まさか穂積は和奏くんに直接そう言ったのかな。







ちーちゃんは、私を女って見てるよね。

だからキスしたんだろーし。

女と見られてても、もしそこに愛がないんだとしたら

私もいつか…

他人の方が良かったって

思う日が来るのかな。









「結愛~!大丈夫?ボケっとしてる」

「あ…あぁ。うん、えっと…千景くんの事なんだけど」

私も好き…なんだ。

「うんうん!何でも教えて欲しー。うちの弟ん事バカとかさ~、ホントバカだからよくわかってんなって思った。私と話合いそーだわ」

「あの…」

好き…なんだけど。

「寿太郎ってさ~、ホント野球バカでさ。あ、でもちゃっかり彼女はいたりしてー。私に似て男前だからね!」

穂積ぃ~、聞いてぇ。

「千景くんの事…」

「あ!そ~だ。千景くん野球部入んねぇかな。私マネージャーやりたい」





うそ。

…穂積

マジ?





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