長編小説番外編集

お正月メール(想and蛍都)



『あけおめ蛍都ー!』

《おぅ、想あけおめー》

『聞いて蛍都、今日はね愛しの昴と一緒に年越したんだ!』

《おぅ、言ってたな》

『でも昨日張り切っちゃってて全然眠れなくてさ、今睡魔が襲って来た』

《あれ、昴姉さんそこいんの?》

『いるいる、一緒に歩いてる』

《……は?》

『……あ、鐘つきに行ってたんだ』

《それを先に言えよ。そんじゃ外の寒い中で眠気襲って来られたのか?》

『ん、眠い』

《あぶねーから歩きながら寝んなよ?まぁ昴姉さんがいんなら大丈夫だろうけど》

『だあじよふのなう』

《……テメー日本語送ってこいや》

『あ、ゴメン、今昴がビンタしてくれたから目が覚めた!大丈夫寝ないって打ちたかったんだ!』

《ビンタくらうほど意識ぶっ飛んでたじゃねーか!!さっさと帰って寝れ!!》

『目が覚めたからへんぜんへんし』

《ダメだお前どう読んでもアウトライン越えてる!!》
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