イケメン担任とヒミツの放課後恋愛【完】
ドックンドックンする心臓が痛いほどなのに、殺人的な混雑の車内では、誰も他人なんか気遣う余裕もなく。


どーしよ…。
もう…嫌だ。


苦痛とショックと…いろんな感情が頭をぐるぐるして。


「…っ…」


き…気持ち…悪い…。


唇をかみ締めて、目をぎゅっと固くつむったとき。


グイ―――…


腕をギュッと掴まれて、前へぐいぐいっと引っ張られた。


…はい?
いったい、今、何が起こってるの?

< 7 / 190 >

この作品をシェア

pagetop