心も体も今すぐ壊して


「ねぇ…颯斗…しよっか?」


「は?そんな体で何言ってんの?」


「大丈夫だよ。私…したいな」




微笑み颯斗を見つめる。
今…すごくしたい気分…。
どうしてかな…。


もしかして…寂しいとか…?
ないない。違うよね…。








颯斗は渋々私を抱いてくれた。
颯斗は私の誘いを断った事ない。
いつも思う様にしてくれる。


私達は無我夢中で抱き合った。
ゆっくり動く颯斗。
私も少し腰を揺らす。


夢中過ぎて
ある事に気付かなかった…。









「……何…やってるの?」


私達は二人してはっとなる。
玄関へと出るドアの前には
愛美が立っていた……。


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